株式会社講談社の協力により、VRアイドルプロジェクト『Hop Step Sing!』とタイアップした教材の開発を実施しました。
PCだけでなくタブレットやスマートフォンでも動作します。
公開期間中はどなたさまも無料でご利用いただけます。
――教材の利用――
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――教材の概要――
本研究は、中学校社会科および技術・家庭科(技術分野)、高等学校公民科および情報科、総合的な学習の時間等において、「インターネット選挙運動」を学習する教材です。
SNSや動画投稿サービスの普及により、中学生や高校生が公職選挙法違反に問われる可能性のある投稿をしてしまう事案が増加しています。この教材では「インターネット選挙運動」について学習することにより、選挙に関してSNS等でして良いこと、悪いことを学ぶことができます。ぜひ授業等でご活用ください。
――教材の利用――
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――教材の概要――
本研究は、中学校技術・家庭科(技術分野)、高等学校情報科、総合的な学習の時間等において、「情報漏えい対策」を学習する教材です。
スマートフォンの普及により、中学生や高校生が不審なアプリをインストールしてしまい、個人情報などが危険にさらされる事案が増加しています。この教材では「情報漏えい対策」について学習することにより、情報を守る意識を育むことができます。ぜひ授業等でご活用ください。
虹川仁衣菜:指出毬亜
椎柴識理:鳥部万里子
箕輪みかさ:日岡なつみ
企画・脚本:伊藤大河
監修:松下友一、音響監督:小玉励、協力:平田実
録音:浦本和宏、録音スタジオ:COSAELL Creative Studio
コーディング:河合麗奈・鈴木ひかり・上林瑛里那・板橋咲季
製作:伊藤大河・共栄大学国際経営学部伊藤ゼミ
製作協力:講談社・講談社VRラボ
学習院コンピュータシステム支援組織
この教材は、学習院大学計算機センター2016年度特別研究プロジェクトの助成を受けて製作したものです
本教材は,学習院大学計算機センター2016年度特別研究プロジェクト「情報教育に関するインタラクティブ教材の開発」の一環として開発したものです。本研究プロジェクトについてご紹介いたします。
――研究の目的――
インターネット選挙運動に関わる情報倫理教育を実施するには,学校教員が自由に授業に活用することができ,児童や生徒の自主学習や反転授業にも活用できる汎用的な教材の開発が必要です。また,児童や生徒が学習したいと感じる教材であることも大切です。そこで,公職選挙の選挙権年齢が18歳に引き下げられたことに伴う高校生を対象とした公職選挙に関する教育と,小学生から高校生までを対象としたインターネット選挙運動に関わる情報倫理教育を実施するための教材開発を実施することにしました。さらに,スマートフォンの普及により不審なアプリをインストールしてしまい、個人情報などが危険にさらされる事案が増加していることから、これらを学習するための教材開発を本研究の目的としました。
――実態の把握――
・児童・生徒の実態を確認し、取り組むべき内容を抽出します。
・インターネット選挙運動および情報漏えい対策に関する学習のストーリーを検討します。
――教材開発――
・インターネット選挙運動および情報漏えい対策を学習する動画教材を製作します。
開発する教材は、生徒の興味・関心を高めるために、インタラクティブ教材とします。
また、開発する教材は、個別学習だけでなく、普通教室での全体学習にも使用できるものとします。
――実践と改善――
・教育現場で教材・教具を活用し、実践します。
・実践結果について教師や大学教員から評価を受け、教材およびカリキュラムを改善します。
――研究成果の発信――
・研究成果を論文等で発信するだけでなく、Webや展示会を通して、開発した教材等を公開します。
――研究結果の概要――
開発した「選挙運動編」の教材について,高校生を対象とした実験授業を実施し,教材として良好な結果が得られました。
高校生はインターネット選挙運動に関する認知度および知識が低いことが示されました。そして,開発したインタラクティブ教材を用いた授業を実施した結果,高校生はインターネット選挙運動に関する認知度および知識が向上したことが示されました。
結果の詳細は、論文「インターネット選挙運動を題材とした 情報倫理教材の開発と授業実践による評価」をご覧ください。
――研究結果の発表――
・2017年02月開催の「日本産業技術教育学会・第32回情報分科会」で口頭発表しました。
伊藤大河・末永貴之・山本利一『インターネット選挙運動に関する情報教育教材の開発』
・2017年10月開催の「第5回・アニ玉祭」で、本教材「選挙運動編」を公開しました。
・2018年03月に「学習院大学計算機センター年報」第38号(査読無)に報告が掲載されました。
伊藤大河・大野志郎・大久保秀・安部健太『情報教育に関するインタラクティブ教材の開発』
・2018年06月に「日本産業技術教育学会誌」第60巻第2号(査読有)に論文が掲載されました。
伊藤大河・山本直佳・山本利一・末永貴之
『インターネット選挙運動を題材とした情報倫理教材の開発と授業実践による評価』
・2020年10月23日に「選挙運動編」「情報漏えい対策編」を一般公開しました。