本文へスキップ

新しい視点で情報教育を推進する研究者 伊藤大河

研究活動紹介Research

アニメーション教材の開発

アニメーション教材

重要な教育内容であるにも関わらず、生徒や児童にとっては退屈な内容であるということがたくさんあります。教師の言葉や教科書などの文字情報では、実体験との結びつきが弱く、生徒や児童が退屈だと感じる要素となっています。このような事態を打開する生徒や児童が集中する教材として、マンガ教材やアニメーション教材が注目を集めています。特にアニメーション教材は、作意によって全ての状況描写を作り出せるため,的確に指導できる内容として制作することができるほか、学習者を物語の世界に引き込み、登場人物に感情移入させることで、様々なことを仮想体験させることが可能です。現在グループチャットにおける各種事例のアニメーション教材を開発しています。


学校における情報教育の推進

学校における情報教育の推進

生徒や児童はLINEやTwitterなどのコミュニケーションツール、Vineなどの共有ツール、FacebookなどのSNSを用いたコミュニケーションを日常的に行っています。しかし、これらは顔の見えないコミュニケーションであり、誤解やニュアンスの違いなどが生じやすくなっています。また、学校生活では見えない複雑な人間関係も生じています。しかし、保護者や特に教師は、これらのコミュニケーションツールについての実践や知識が乏しいという現状があり、適切に指導されないまま、使い始めてしまうことからトラブルが生じる危険性が高くなっています。そこで、これらの指導内容を提案し、授業実践を実施しています。また、災害時におけるTwitterやSNSの活用も研究し、それらの内容について、教員研修なども実施しています。


ICTを活用した学校教育の推進

ICTを活用した学校教育の推進

教育現場に急激に導入されたICT機器として、iPadやAndroidをはじめとするタブレット端末が挙げられます。生徒1人1台のタブレット端末を持ち、デジタル教科書を用いた授業をするだけでは「活用」と呼ぶことは出来ません。タブレット端末は自由に持ち運べること、無線LANでインターネットと接続できることなどの利点があります。この利点を活かし、タブレット端末で撮影した映像をリアルタイムで共有したり、遠隔地の専門家の実演をインターネット中継で見せるなどの活用法があります。また、教師や生徒が1ヶ所にいなくてもチャットを活用した即時性のあるコミュニケーションも可能です。このようにICT機器の様々な活用方法を提案し、授業実践を実施しています。


最先端技術の教材化

最先端技術の教材化

最先端技術と聞くと、手の届かないところにある難しい技術だという印象を受けますが、最先端技術を構成しているその要素を取り出してみると、意外と日常的に利用されている身近な技術であったり、おもちゃで再現できる要素が含まれていたり、私たちが普段から利用している技術の延長線上にあるいうことに気付きます。そこで、最先端技術を構成している要素を用いて、様々な技術を学習する教材の開発を実施しています。右の写真は、実用研究段階にある画像認識による列車制御システムから、画像認識による制御という要素に着目し、鉄道のおもちゃとWebカメラ、簡単なソフトウェアを組み合わせることにより、画像認識による列車制御システムを簡易的に再現しています。


お問い合わせ

〒344-0051
埼玉県春日部市内牧4158

共栄大学 国際経営学部 伊藤研究室





illustrations by ちゃもーい